地方公務員のことについて書いてみたいと思います。そのなかでも地方公務員の抱える悩みについてです。
地方公務員の抱える悩みを解決できるようなことを書ければいいですが、年代によっても、職場によってもバラバラなので、今日のところは、年代別に自分の経験した悩み事を書いてみたいと思います。
個人的なことなので参考にならない人もいるかと思いますが、「あっ、こんなことで悩むのか。」というヒントにでもしていただければと思います。
また、可能なところは自分でやった対処法なども書いてみたいと思います。では、いきます。
20代
市役所に入ってすぐは、慣れるので精一杯でした。都市部の大企業経験者だった私は、ちょっと生意気だったのかもしれません。まずは、慣れることに努力しました。
ちょっと悩ましかったのは、周囲のペースにどの程度、自分自身の行動を合わせるのか、民間で働いていた自分の以前のペースからすると全然働いている風に見えませんでしたの、仕事中に先輩の話をどの程度聞くのか、聞こえないふりをして仕事をするのか迷いました。
自分だけいい子ぶっていると思われたくもありませんでしたし、かといってサボってばかりと思われたくもありませんでした。
なかなか悩ましい状況でしたが、人がやっている仕事をなるべく協力するようにして、話しかけられるのを避けながら過ごしていたように覚えています。
30代
結構、早い時期に結婚をしていましたので、30代では、子供も生まれ、家も建てていました。その影響で、常にお金がなくて、妻から色々言われていたように覚えています。
まだ、まだ、体力はありましたので、スポーツにも力を入れ、将来のことが気になったので、資格試験にも挑戦していたのがこの頃です。
おかげさまで、資格は取れましたが、常に時間におわれ、お金のない生活を送っていたように思います。それでも、人付き合いをいっぱいしたのもこの時期です。そりゃ、お金はないですよね。
悩みと言えば、お金がないことでした。公務員は副業をすることもできず、こうなったら対処法などあるはずもなくひたすら我慢していたように思います。
40代
そろそろ責任のある仕事を任される頃になります。私も突然の行革の取り組みの命令や、市町村合併への対応など、難しい舵取りを任されるようになってきました。
もうこの頃になると仕事をどう進めかといったことが本当に大変でしたので、仕事そのものが悩みだという状態だったと思います。
いつか書いたような気もしますが、こうなると人の手助けをもらわなければできません。外部のコンサルから、部下、先輩まであらゆる人に色々お願いをしながら、もがいていたように思います。
一人で抱え込まないことでしょうね。そして、この頃はよくみんなと飲みにもいった覚えがあります。
周年事業の大きなイベントの実務の責任者にもなりました。民間人を含めイベント終了後その反省会をしないといけない状況になり、一晩で10万円以上のお金を支払ったこともあります。
みんなには予算があるようなふりをしていましたが、実際は自腹で払っていました。今時、イベントの反省会(飲み会)の予算なんてありませんよね。泣きそうでした。
50代
40代の終わりには課長職になっていましたので、50代はずっと管理職としての悩みでした。50代前半は、どうやって事業を進めるのかが悩みでしたが、後半は、人に関する悩みの相談を受ける方が多かったように思います。
それも、自分の課のことばかりでなく、後半になると他の課長の悩み事の相談を受けていました。いつもやっていたのは、とにかくよく聞くことでした。
それと、法令で考えなければならないことは弁護士に相談するようにしていました。法令のセクションを持っていたこともあるのでしょう。いろんな相談を受けていました。
まとめ
その年代によって、悩み事や対処法は違います。できる範囲が違いますので、仕方がないことですよね。
若い頃は、スキルも経験も不足していますので仕方ないと思います。
年代ごとに悩み事は違うのですが、今考えると同じだなーと思うのが、問題から逃げないことです。いつでも、正面から問題にぶつかっていました。
50代になって、いろんな問題があってもあまり慌てなくなり、人の悩み事にも対処できるようになったのは、この「逃げない姿勢」があったからだろうなと思います。
逃げずに取り組んでいるといつか時間が解決してもくれます。逃げずに向き合いましょう。
I thought about the worries of local public servants by age group. It’s my own experience, so I don’t know how helpful it is. However, I hope you will read if there is such a thing. I think that what can be said in any age is not to run away. It is important that you do not run away.