総務省のホームページによると、地方公務員の総職員数は、平成31年4月1日現在、274万653人で、平成6年をピークとして対平成6年比で約54万人減少。対前年比は、3,793人の増加とのことです。
なんとなく地方公務員になった人、希望と夢を抱いて入庁してきた人。いろんな人がいることだろうと思います。
でも残念ながら多くの新入職員が、こんなはずじゃなかった。なんなんだこの職場は?この人たちのやり方には我慢できない。なんて感じるはずです。
そこで、それでも諦めず、やりがいのある地方公務員生活を送るポイントを考えてみました。そのポイント次の3つです。
後悔しないための3つのポイント
- 困りごとから逃げない。
- 仕事に向かうには徹底的な日程管理
- できるだけ周囲の人に助けてもらう(巻き込む)
3つのポイントの理由を解説
困りごとから逃げない
地方公務員の仕事は、その町に住んでいる人が幸せに暮らし続けるためにはどうしたらいいのかを考え続ける仕事です。基本的にどこの部署で働こうが関係ありません。結局のところ、大きな目標のそれぞれのパートを受け持っているだけです。
そして、実際にそれぞれの部署で行われていることは、町に住む人の困りごとを解決するために働くこと。なので、どう避けたいと思っても、その事実から逃げることはできません。逃げ続けていくことは、自分の大切な人生の時間を無駄に浪費しているだけ。
周囲からも馬鹿にされ相手にされなくなるだけです。当然、昇給、昇格にもひびきます。どうせ逃げられないのなら積極的に向かっていく。それしかありません。
仕事に向き合うには徹底的な日程管理
住民の困りごとから逃げずに仕事に向かうと決めたら、目標に向かって、徹底的な日程管理を行いましょう。その日に終わる小さな作業であれば、それほど気にする必要はありませんが、少し大きな仕事になると、目標とすることを完遂させるまでの工程を作っていく必要があります。

おすすめは、日単位の日程表
仕事のスケジュールを作らせるとよく、月ごとにエクセルで割りふって、上旬、中旬、下旬でかっこ書きを作って綺麗な表をつくる人がいます。これをやるとまず、予定が狂います。日程を決めたと勘違いして(あるいは上司の手前そのふりをして)いるだけの話です。
できない理由はいくらでも出てきます。そんなことはせず、日単位の計画表作りましょう。あれ、この日は議会の日程と重なっている。あれ、この日は大きな行事が入っていて会議は無理だ…..。 そう、現実が見えてきます。
周囲の人に助けてもらう(巻き込む)
そして、できるだけ周囲の人(上司、先輩、同僚、後輩全部です。)に助けてもらうことです。多くの場合、仕事は一人ではできません。作業は一人でできますが、作業の複合体である仕事は無理。そして、多くの場合、周囲の理解がないと、仕事はできません。
そう、助けてもらいましょう。巻き込んでしまいましょう。遠慮せず、お願いする。それが最も効率的な仕事のやり方です。助けてもらうためのコツは、またいつか書きたいと思います。まずは周囲を巻き込んでしまいましょう。
そして、普段の心構えとしては、自分も時間がある時は、巻き込まれましょう。助け合うのが一番です。
とはいえ、そう簡単じゃない。
そんな言葉が聞こえてきそうです。そうです。簡単じゃありません。自分が困った時は人に助けてもらうが、人が困ったら知らんぷり。そんな人が多いことも事実。悲しいくらいの現実だと思います。
そして、そんな人がよく言う言葉が、「仕事なんかしても、どうせ給料は一緒、何にも変わらない。仕事をする奴は馬鹿だ。」とか、そういった言葉です。それも、周囲の親しい人を利用して、自分の立場を押し付けようとします。「役所の給湯室」などでよく見かける光景です。
人事評価制度が法律で決められました。
そうです。地方公務員法には、
(人事評価の根本基準)第二十三条 職員の人事評価は、公正に行われなければならない。2 任命権者は、人事評価を任用、給与、分限その他の人事管理の基礎として活用するものとする。
と書かれています。給料や、昇格、そのた人事に利用しないといけない仕組みがすでに始まっています。今の若い人は当然のことと理解していますが、40代、50代の人の中には、まだ、現実を理解できていない(理解しようとしない)人も多くみられます。
これから、そういった人たちは淘汰される時代に入ります。コロナで、リモートの導入などされると、さらにその傾向は強まるでしょう。
当然のことが当然の世の中になるはずです。
まとめ
それでは、最後に「やりがいのある地方公務員生活を送るための3つのポイント!」を再度確認してみましょう。
- 困りごとから逃げない。
- 仕事に向かうには徹底的な日程管理
- できるだけ周囲の人に助けてもらう(巻き込む)
この3つを忘れず、それぞれ庁内で、役所で、役場で努力してみてください。みんなの役に立つ職場である地方公務員の職が「やりがい」がないはずがありません。
きっとみんな見ています。 がんばりましょう。
公務員生活は味気ない、つまらない平凡なものと思われがち、でも、自分の気持ちの持ちよう一つで全然変わります。
市役所を卒業する自分が、過去の自分を思いだし、過去の自分にアドバイス。
I thought about the points to lead a rewarding life as a local public servant. There were three. Let’s see the reality. With the revision of laws and regulations, we are already in a different era. Young staff. Senior advice is important, but please also look at bad habits.
