地方と新型コロナの影響。地元愛は変わりません。

生活

 新型コロナウイルス感染症の拡大が止まりません。ネットニュースでのは以下のような記事が出ていました。

 政府は9日夕、新型コロナウイルスの対策本部会合を首相官邸で開き、「まん延防止等重点措置」の適用対象に、感染が拡大する東京、京都、沖縄の3都府県を追加すると決定した。期間はいずれも12日からで、東京は5月11日まで、京都、沖縄は同5日までとする。

 第4波が来ているという認識は多くのかたが持っていると思います。日本全体にとって大きな問題ですが、一時期、地方では新型コロナは、都市部ので問題だとの認識があったように覚えています。

 ところがもう本当に各地域、各地方を含む日本全体の問題となり、私たちの身近に差し迫る脅威となっています。

 この問題が大きくなって1年以上がたちますが、まだまだ脅威は続きそうです。ワクチン摂取も高齢者など目処は立ってきたようですが、早急に日本全体で完了して、安心安全な日常が帰ってくるという感じではなさそうです。

 新型コロナウイルス感染症は、日常を変えてしまった本当に大きな問題だと思います。

地方に与えた影響

 新型コロナウイルス感染症が地方に与えた影響について考えてみました。もちろん世界的な問題なのですが、あえて地方にフォーカスして考えて見るのも意味があるのかもと考えたからです。

 人の移動の制限による影響は、大都市や観光地の方が大きく、地方だけの課題とは言えないかもしれません。それでも、都市部で大きな移動制限があった影響で、地方での仕事や勉強にフォーカスが当たったような気もします。

移住施策

 新型コロナの影響が拡大する以前は、全国の過疎地域の市町村は、人口増大のためにUターン、Iターンなど移住施策を積極的に展開していました。

 今でも、移住施策の旗をおろしたわけではないと思いますが、それでも、何だかトーンが下がっていると感じているのは私だけでしょうか。

 最近は、そうでもなくなりましたが、一時期、過疎地や離島の市町村で「影響が大きいので来ないでください。」という文書を出していたところがありました。

 気持ちは理解できるのですが、それでも、都会に住む人たちから見たらどう感じたのかと心配してしまいます。

 本当にデリケートな問題だと思います。

保健医療体制

 移住施策への影響の他には、「保健医療体制の最検討、再構築」があります。「保健所機能の見直し」と言ってもいいかと思います。

 一時期、財政難から行革の一環として、保健所機能は、縮小の傾向にありました。ところが今では、保健所にみんなの視線が集中し、その働きぶりや、危機状態がニュースになったりしています。本当に注目される機関となりました。

 当然だという気持ちはありますが、この手のひらを返したような対応ぶりには、疑問を感じてしまいます。仕方のないことなのでしょうが「なんだかなー。」と思ってしまうので私だけでしょうか。

 台風や津波など自然災害は、意識していてもこういった類の危機に関しては、ノーマークだったということでしょう。危機管理についても、再度考えてみる必要がありそうです。

仕事の仕方(出張、会議)

 地方での仕事の仕方にも、変化があったように感じています。何より、出張がなくなりましたし、会議が減りました。これだけ出張や会議がなくなったんだからその影響は大きいと考えてしまいそうですが、現役でいた頃の私の実感として、それほど影響がなかったように思います。

 これまで年に何度も行っていた出張や会議って何だったのだろうと再度考え直してしまいます。特に、陳情などで力をはっきする首長や議長の全国団体、都道府県団体の役割についても考えてしまいます。

 結構、その手の会議は頻繁に開かれていましたし、毎回多くの関係者が会場まで出張してきていました。顔を合わせるということを否定するものではなく、その価値も理解した上で、それでも、そんな頻繁に集まる必要があったのだろうかと改めて考えてしまいます。

まとめ

 新型コロナウイルス感染症が地方に与えた影響について考えて見ました。今あげた事柄より影響が大きい事項は当然ありますが、特に「地方」に絞って考えて見ました。

 「地方」と言っても「地方公共団体」のニュアンスが強かったと思います。そこはすみません、私自身の実感だということでご勘弁いただきたいと思います。

 実際には、飲食店をはじめ、地元で仕事をされている事業者の皆さんの影響は、とんでもなく大きかったのだろうと思います。

 市の施策や体制、出張どころではなく、それこそ事業の存亡をかけて頑張ってこられた事業者の皆さんもたくさんいるはずです。

 私自身は、1市民となりましたのが、私なりにできる応援を精一杯させていただこうかと思います。新型コロナウイルス感染症の影響があっても、地元を愛する気持ちに変わりはありません。

I thought about the effects of the local and new coronaviruses. There have been changes in migration policies, health systems and work styles. It has been influenced by local public bodies rather than local governments. From the perspective of the business operator, I think the impact in rural areas is different. Let’s take a closer look there as well.

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